言語の杜で迷ったら

マルチリンガル通訳・翻訳者によるブログ。
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スウェーデン語他の多言語通訳/翻訳業を行っております (^-^)

仙台弁、石巻弁、宮城弁、東北弁の方言指導、テープ起こしも致します。
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    2015年06月

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    日米両国のお互いに対する好感度が戦後70年で最高値を記録したことが分かった。
    日本人の約75%、また、アメリカ人の約68%が相手国を信頼するといった調査結果が出た。

    日本を中国に対する封じ込めの尖兵として立てようとする米国と、旧占領国の力を借りて、
    国際社会での影響力を高めようとする日本政府の相互理解の関係が一致した結果と
    思われる。 それぞれの政府の動きに応じて、両国国民の相互に対する好感も深まった。

    【世界から見たアメリカへの好感度】 日本が世界第一位
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    米国世論調査専門機関ピュー・リサーチ・センターは、最近、米国と日本国民各1,000人を
    対象にして『相手国に対する信頼度』を電話アンケート調査した結果、戦後70年で最も
    高いことが分かったと明らかにした。

    アメリカ人は、1989年と1993年、1997年、2015年、ピューリサーチセンターの
    『公正な貿易パートナーとしての日本』についての質問に、それぞれ22%、14%、
    19%、55%の信頼を示したが、2015年度は、68%と過去最高を記録した。

    【アメリカから見た各国への好感度】 ドイツ、カナダイギリスに次いで、日本が4位
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    一方、日米の対韓・対中の信頼性は50%以下だった。 『韓国を信頼する』と回答した
    アメリカ人は、約49%で、自国とアジアの覇権を争っている中国に対しては30%が
    信頼すると回答した。

    【日本から見たそれぞれの国への好感度】 アメリカが常に1位、ロシアが概ね最下位
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    日本人の韓・中への信頼度は更に低かった。 21%が『韓国を信じる』と回答し、中国の
    場合は、7%に留まった。 ピュー・リサーチ・センターは、『最近中国が急激に浮上して
    来た事に対する日米の警戒心が作用したものとみられる』と評価した。

    日本軍慰安婦や強制徴用などの第2次大戦当時の『日帝が犯した戦争犯罪行為に
    対して十分な謝罪があったか?』という質問に対して、『はい』と答えた日本人は48%、
    アメリカ人は37%だった。
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    日本がアジア・太平洋地域での政治・軍事的役割を拡大することについても、米国人は
    韓・中とでかなりの認識差を表わした。 アメリカ人の60%『日本の自衛隊がアジア
    太平洋地域でより積極的で能動的な役割を果たさなければならない』と答えたが、
    これに同意した日本人は47%に過ぎなかった。

    一方、日本と関連して真っ先に思い浮かぶ言葉は何かという質問に、アメリカ人は
    文化の分野で寿司(98%)、産業は自動車(52%)、歴史は第二次大戦(51%)、
    地理は多くの人口(33%)と回答した。

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    尚、現在、世界中で反米、嫌米の動きが高まっており、国際世論調査によると、アメリカに
    好感を持つ国は世界200ヶ国中、日本とイスラエルとアフリカにあるほんの一部の国だけ
    という結果が出ている。

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    2015年6月26日、アメリカの連邦最高裁判所は、同性婚を認める判断を示した。
    これにより事実上、全米で同性婚が合法化されることになる。 アメリカでは、
    同国全50州のうち、37州と首都ワシントンで同性婚が認められる一方、中西部
    オハイオ州などの4州では、同性婚を認めない判断を示していた。 各州で同性婚に
    対する判断が分かれていたため、連邦最高裁判所が審理を進めていた。
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    長年議論されていた問題に、どのような決着がつくのか、大きな注目を集めていた。
    アメリカでは1970年代以降、同性同士のカップルが州政府に同性婚を認めるよう
    求める裁判を起こす動きが目立つようになってきた。 しかし、キリスト教保守派を
    中心に反対は根強く、世論は二分されたままだった。
     
    その歴史に一つの区切りをつける今回の裁判。 連邦最高裁判所の裁判所命令が
    『美しい』と話題になっている。

    Anthony Kennedy 判事による最後の一文

    人と人のさまざまな結びつきの中で、結婚以上に深い結びつきがあろうか。 なぜなら
    結婚とは、最も崇高な愛、忠誠、献身、自分を犠牲にしてでも守りたい気持ちを含んで
    おり、家族を抱くことだ。 婚姻関係を結ぶことで、二人の個人は、いままでの自分を
    遥かに超えて深みのある人間になる。

    今回の訴訟の申立人たちは、例え死が二人を分かつとしても、なお途切れない愛情が、
    結婚にはあると証明している。 ゆえに、申立人たちが結婚という営みを軽視していると
    するのは、大きな誤解である。 彼らの申し立ては、結婚という営みの意味を尊重して
    いるがためであり、だからこそ、自らもそれを成し得んとしているのである。

    申立人たちが望むのは、非難され、孤独のうちに生涯を終えることのないこと。 また、
    古い体制や思想のために社会から排除されることなく、生を全う出来ることである。
    法の下に、平等なる尊厳を求めているのである。 憲法は、彼らにもその権利を付与
    している。 よって当法廷は、第六巡回区控訴裁の判断を破棄する。

    上記のとおり命令する。

    (No union is more profound than marriage, for it embodies the highest ideals of love, fidelity, devotion, sacrifice, and family. In forming a marital union, two people become something greater than once they were. As some of the petitioners in these cases demonstrate, marriage embodies a love that may endure even past death.

    It would misunderstand these men and women to say they disrespect the idea of marriage. Their plea is that they do respect it, respect it so deeply that they seek to find its fulfillment for themselves. Their hope is not to be condemned to live in loneliness, excluded from one of civilization's oldest institutions. They ask for equal dignity in the eyes of the law. The Constitution grants them that right. The judgment of the Court of Appeals for the Sixth Circuit is reversed. It is so ordered.)



    これまで、異性同士ならば当然認められている『結婚』という権利が、同性愛者には
    認められていなかった。 『結婚』そのものに対しても、多様性が生まれている昨今だが、
    同性愛者に対しては、まずは第一歩が認められたことになる。 法定は、9人の判事の
    うち5人が認め、4人が反対。 John Roberts裁判長ら4人の反対する主な理由は、
    『自由の意味は、歴史と伝統に基づくものであるべき(Samuel Alito判事)』
    『結婚の定義を変えるべきでない(John Roberts裁判長)』など。

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    カナダには、居ない民族はないと言われるほど、世界中から移民が集まって
    来るため、トロントに居るだけでも世界中のグルメを楽しむ事が出来る♪

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    年間約25万人の移民を受け入れ続けているカナダ最大の街、トロントでは、
    それぞれのエスニック・コミュニティーが、共存をしているため、街の中で
    世界一周気分を味わう事が出来る。 多民族、多文化、多様性がカナダの
    象徴。

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    トロントの中華街は、サンフランシスコに次いで世界第二位、ポーランド人街、
    ウクライナ人街、ロシア人街、ブラジル人街、イタリア人街、韓国人街は、
    世界最大規模となっているため、一か所で世界各国の料理を楽しめるのも
    移民の国ならではの楽しみ方。 ※上の画像は、ケベック料理のプーティン。

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    カナダでは、ゲイやレズビアンであることの権利が法律で守られている。 世界各国
    からの移民で構成されたこの国では、肌の色や生まれた国、そして性別や身体の障害
    などで差別されることがあってはならないという『多文化主義法』という法律があり、
    それに基づいてLGBTTIQQ2SA(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、性転換者など、
    あらゆるタイプのセクシャル・マイノリティ)であることも、それぞれが持つ独自の
    文化、あるいは個性として、尊重されるべきとされている。
     
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    カナダ最大の都市であるトロントがあるオンタリオ州では、ゲイやレズビアンの政治家も
    珍しくはない。 現在のオンタリオ州知事のキャスリーン・ウィン氏は、女性で初めての
    同州首相となったが、以前からレズビアンであることをカミングアウトしており、
    2013年1月、多数の支持を得て当選した。

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    オンタリオ州では、世界でもかなり早い段階で同性婚が合法となり、2003年6月に
    施行された。 トロントではその直後から同性による結婚式が多数行われており、
    結婚式は教会をはじめ、市庁舎やシティセンターなど様々な場所でも可能となっている。

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    同性間の結婚は、カナダ国籍がなくても申請すれば結婚証明書が発行される。
    このため、トロントは世界のLGBTカップルのウェディングスポットとしても人気を
    誇っており、日本からの旅行者でも挙式をあげる事が出来る。

    カナダ国籍を持っていなくても、同性婚が出来る国がカナダ。
    日本国籍を持っていたとしても、同性婚が出来ないのが日本となっている。

    尚、ギリシャ・レスボス島の住民たちが『レズビアン』という言葉を用いないように
    女性同性愛者団体を提訴しているため、最近では、同性愛者の事を『LGBT』と
    呼んでいる。

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    ソ連崩壊を決定的にしたのは、ソ連邦を構成していた15共和国中最大の国、ロシアが
    主権宣言を行ったためで、ゴルバチョフ氏がそれまで推し進めていた情報公開によって、
    一気に西側の情報が国内に溢れてしまったため、その急激な流れに歯止めが効かなく
    なった。 ゴルバチョフ氏の当初の考えでは、ソ連を崩壊に導くつもりは、毛頭なかったと
    思うが、民主化の流れは、怒涛のごとく押し寄せて、一気にソ連を飲み込んだ。

    それまでのソ連では、買い物をするのにも、スーパーマーケット方式の店が全くなかった
    ため、一々レジに3回並ばなければならず、ソ連末期の時代には、食料を手に入れる
    ためのクーポン券がなければ、販売すらしては貰えなかった。 外貨ショップの
    べリョースカが、外国人にとっては、食料を自給自足するための「ダーチャ」の代わりで
    あったのは、つい25年ほど前の話。 マルボロやグラビア雑誌の切り抜きが、賄賂と
    してまかり通ったのも、この時代。 元々、ソ連では、都合の悪い事は、存在しない事に
    なっていたため、法整備すらまともにはされてはいなかった。 何もかもウソで塗り
    固めていたが、それでも、一般市民は、それがウソだと分かっていたため、最終的には、
    ソ連が崩壊したと言うよりも、ウソの世界が崩壊したと言った方が分かりやすい。



    ロシア、ウクライナ、白ロシア(現在の名前はベラルーシ)の東スラブ3国は、ソ連から
    独立し、スラブ連合を樹立するとエリツィン氏が宣言し、残りの各共和国も、バルト3国と
    グルジアを除き、それに追随して、新たに緩やかな国家連合である、『独立国家共同体』を
    形成したため、ソ連はその歴史に幕を降ろした。 ソ連の崩壊は、実質、このスラブ3国
    だけで決定した。 他の旧ソ連邦の国々は、ほぼゼロからのスタートだったのだが、
    ロシアだけは、旧ソ連邦の負の遺産のほぼ全てをそのまま引き継いだため、天文学的な
    大赤字を背負ってのソ連からの独立であった。

    その後、ソ連の崩壊と共に、ロシアは、地獄の底まで落ちたが、余りの赤字額の多さの
    ため、一生掛けても絶対にその赤字を返済出来ないとまで言われたが、オイルマネーの
    波に乗り、その後に彗星のごとく現れた、プーチン氏一代だけで、全ての天文学的な
    赤字を解消した。 その後、何度も通貨危機、テロ等にも見舞われたロシアだが、2000年
    以降からは、経済的にも安定し、かなりの経済成長を遂げていたため、25年前のロシアと
    現在のロシアとでは、全く別の国。

    この25年間で、最も変貌を遂げた国は、間違いなく、ロシア。 24年前までの正式名称は、
    『ロシア・ソヴィエト社会主義共和国連邦』で、通称『エル・エス・エフ・エス・エル』と呼ばれ
    ていた。

     

    ウクライナは、ロシア人にとっては、最も信用出来る自分たちのパートナーであった筈が、
    ウクラインが漁夫の利を得てソ連から独立を果たしてからは、何かにつけて、対立した。
    白ロシアは、ソ連から独立をした際に、国名をベラルーシに改めた。 カザフ共和国、
    キルギス共和国等々も、共和国の部分をチュルク語で「国」を表す『スタン』に改めた。
    何もかもソ連、または、ロシアのせいに出来る他の共和国とは異なり、ロシアの場合は、
    例え、失敗をしたとしても、隣国のせいには出来ないため、旧ソ連邦の中では、やはり、
    自分たちが一番でありたいというプライドがある。

    最近の自称ロシア研究家を見ていて、非常に疑問に感じるのは、ロシアと共に地獄の
    底を見てはおらず、単に英語の文章を日本語へと直訳しては、そのまま世に垂れ流して
    いるため、ロシアへの風当たりが強い。 25年前も今も、ロシアに対する偏見がなくなら
    ないのは同じだが、ロシアでは、ロシア語で喋らない限り、まともには相手にされない
    ため、せいぜいお客さん程度の扱いで終わってしまったか、または、お互いに片言
    同士の英語で喋ってしまったため、本当のロシアの姿が見えずに終わったのではと
    感じる。

     

    ロシア国内には、約180の民族、約100の言語が存在し、人の考え方も多種多様である
    ため、一概には言えないが、元々、ロシア人は、非常に親切な人が多いため、逆に親切に
    して貰えなかったとするならば、その人のロシア人に対する接し方が間違っていたので
    あろう。 ロシアに行って、100%良い思い出だけがある訳ではないが、それでも、嫌な目に
    あった数よりも、親切にして貰った数の方が遥かに多いため、ロシアは、好き嫌いという
    以前に、自分の一部。 88年頃に、当時共産党第一書記長であった、エリツィン氏が根室を
    訪れて、『北方領土は日本の領土である』と言ったのを覚えている人は、今の日本には
    どれぐらい居るのか。。 25年前は、ロシア語ではなく、ソ連語と良く言われた。 何で
    ソ連語なんか勉強しているのですか?とも言われたが、それは、もう遠い遠い過去の
    お話し。

    現在のロシアの国歌は、旧ソ連の国家とは、歌詞が違うだけだが、それは、ロシアが、
    ソ連の継承国である証。 25年前は、ソ連を批判する事すら許されなかったが、今では
    自由に批判出来る。 昔のソ連のビザは、訪問都市を全て記載しなければならず、
    それ以外の都市へ行く事は許されなかったが、今では、それもなくなった。 10年ちょっと
    前までは、ロシアの通貨であるルーブルの国外への持ち出しは一切出来なかったが、
    今では、都内の銀行でも気軽にルーブルへ換金する事が出来る。 ロシアを見ていると、
    時代は代わったのだと、つくづく感じる。

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