カナダ・バンクーバーで留学中に行方不明となり遺体で見つかった、青森県出身の
古川夏好さん(30)。 「なぜこんなことに」「無事を祈っていたのに」-。 青森市で
娘の帰りを待っていた母恵美子さん(57)や、古川さんを知る関係者は1日、最悪の
知らせに涙し、深い悲しみに暮れた。

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恵美子さんは2016年10月1日午前、同市の自宅で取材に応じ「元気で帰って来ると
思っていたのに、いまだに信じられない」と憔悴しきった様子で語った。

行方不明になる前の9月7日、無料通信アプリLINE(ライン)で、古川さんから「お母さん、
ちゃんと寝なきゃ駄目だよ」と、健康を気遣う内容が送られてきたのが最後のやりとりに
なった。 「家族のことを常に気に掛けてくれる、優しい娘だった」と涙を流した。

恵美子さんによると、9月30日午前、外務省から「古川さんの遺体が見つかり容疑者が
逮捕された」と電話があった。近く恵美子さんらが現地に向かうという。 10月1日、
恵美子さんの店舗兼住宅から出てきた親戚の女性は「外務省からの連絡を待っている
状態。 今は何も話すことができない」と話した。

近隣住民によると、恵美子さんは自然食品を販売する店舗を経営しているが、最近は
店を休みがちだったという。恵美子さんを知る女性は「まさか娘さんがこんな事件に
巻き込まれていたとは」と驚いた様子だった。

複数の関係者によると、古川さんは子どもの頃、青森市から旧平賀町(現平川市)に
引っ越し、小国小学校、小国中学校(いずれも廃校)に通った。 バドミントンの部活に
励み成績も優秀で、弘前高校に進んだ。 高校の同級生の悲しみは深い。 ある女性
(30)は「行方不明のニュースを見てからずっと心配していた。 こういうことになって
ただただ悲しい。 夢もあっただろうに」と声を落とした。 青森市の会社員女性(30)も
「あんなに明るくていい人がなぜこんな被害に遭うのか。 夏好がもう帰ってこないなんて
信じられない」と話した。

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小国中時代の古川さんを知る津軽地域の男性教諭は「無念だ。 無事に戻ってきて
くれるよう毎日祈っていたのに、なぜ…」とショックを隠さない。

小国小学区の平川市切明に住み、子どもの頃の古川さんと親しくしていた女性(76)も
「これからの人生だったはずなのにかわいそう。 何と言ったらいいのか」とやり切れ
ないという表情で遠くを見つめた。

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